大阪桃谷でプロが教える少人数制の和食料理教室です。

プロが料理するちょっとしたコツ、そのひと手間が、料理を劇的に変えています。

食べること、調味料について

講師の中野龍一です。久々の更新です。

5月になり、新しいスタートを切った方も多いことと思います。
何を隠そう私どもの教室も皆様、生徒様のおかげで少しだけ忙しくなってまいりました。
昼の部を受講される方々には少し洗い物等を手伝っていただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

さて、今日は食べること調味料について私の考えを聞いていただきたいと思います。

人間の三大本能は食べる事・生き残る事・生殖する事、と言われています。その中で、一番を占めているのが食べる事です。

その昔、人の歯は今の二倍以上の大きさがあり、消化器官も今よりかなり頑丈に発達していたと言われています。火を通すことによって、食物を柔らかく出来たことで消化器官や歯への負担も軽くなり、そのぶん脳が大きく発達し、文明の始まりに、と言われています。
そして人は柔らかい物をもっと美味しくと、味付け、いわゆる調味料の発達へと食べ物を進化させたわけですが、以前にも書きましたが、食材を通り越して調味料で味を決めてやる、と思っていらっしゃる方がちらほら見受けられます。

カルシウムが入っている塩だとか栄養がある砂糖だとか。それを使えば身体に良い!と思いがちですが、栄養は調味料からではなく、食材からバランスよく取るのです。

日本は飽食だと言われています。食べることがあたりまえに思っていることに落とし穴があるのです。ひとつを例にあげれば、消化器官が未発達の子供に大人と同じものを与えて食べさせることです。食べ物は、その年齢や気候、身体に合わせて作り、与え、いただくことです。と、いう事は食材選びからになるのです。

調味料の役割というのは、野球に例えるとスターティングメンバーには入れません。スターティングメンバーが食材だとすると、調味料はコーチ、そして作るあなたは監督です。
コーチは選手(食材)の力を適材適所にもっていくだけで、プレーはしません。
食材をおいしくいただくために調味料があるのであって、調味料で食材をいただくわけではないのです。

この事を常に頭に置き、私たちの犠牲になってくれている動植物に感謝をして、食材の良い所、悪い所と相談しながら調理してください。きっと食材が応えてくれます。

今日もこれにて閉店です。

P.S 最後まで読んで下さってありがとうございました。
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